ちょっとしたものの言い方。気をつけよう....*1

星組初日。安蘭けいさんのお披露目は、ファンだけではなくて、昔から雪組を応援してきたちょっと先輩のファンのオネエサマがたにも喜ばしいことだったのですね。

だって。もちろん私は生では見ていないけれど、下級生をひきつれて銀橋のセンターでクンバンチェロを踊ったのはいつのこと?あれって、ゆきさんがトップの頃ぐらいですよね。あれからいったい何年が過ぎたことだろう......だから、いっちゃんのファンだったオバサマ、ゆきちゃんのファンだったオバサマ、とどさまのファンだったオネエサマにとっては「かわいい息子が立派に一人前になるのを見るようなうれしい気持ち」なのはよくわかる。それはわかる。

けど「この喜びは最近のトウコちゃんしか知らないあなたにはわからないわよ」って言われても......たしかに私がトウコちゃんにはまったのは『雨に唄えば』だし。それを自覚したのは『王家』だし。堕ちたのは『巌流』だったから。そう言われても反論はできないんだけど、ちょっとフクザツ。

でも周囲を見渡すと『王家』でトウコちゃんを知った、とか、『ベルばら』で堕ちたってコも多いから。そんなコたちと比べたら、自分のほうが少しファンのキャリアがながいから。自分も、相手に同じような思いを味あわせてしまっている瞬間が少なくないかも。

同じことをいうのでも、ファンの気持ちを尊重して「そうね、私もずっと見てきたからうれしいわ」って言ってくれれば、そんなにフクサツな気持ちにならないのにな.......ちょとしたものの言い方。気をつけよう。自分も。