どんな冷血漢にも心はあるはず

『エル・アルコン』の主人公ティリアンは、人を人とも思わない、女を女とも思わない。ただひたすら自分の野望のためだけに生きているような冷酷なオトコなんだけど。でも、どんな冷酷な人間にだって、心はあるはず。人間らしい気持ちに帰る瞬間もあろうし。

その冷酷なオトコの細かい心の襞を、カッコよい安蘭けいさんが、細やかに表現してくれるのが楽しみ。

冷酷なオトコの身にまとう哀しみとか。愛を心の中で握りつぶす様とか。

うん。たのしみだ。