ヅカから学ぶ「働く女の5カ条」

今日発売のAERA No.31特大号(2008年7月7日号)に、 宝塚歌劇5組トップスターさんの記事が載っています。目次によると、記事は56ページから。

宝塚トップスターの仕事術
日産・林文子、渋井真帆がヅカから学ぶ「働く女の5カ条」

まとぶ(真飛聖)、あさこちゃん(瀬奈じゅん)、水さん(水夏希)、トウコさん(安蘭けい)、タニ(大和悠河)の5人が、現在の立場に立つまで、どのような試練と立ち向かってきたのか。そしていま、どのようなポジションに立っているのか。おそらくビジネスの世界で生きる女性ならば.....女性に限らないかもしれないけれど、誰しもが一度は経験したことのあることとして、共感を持って受け入れられる、そんな経歴が、インタビューを交えて紹介されています。
記事にも紹介されているように、常時400人程度いる団員の中で、たった5人しか存在しない。昔、星組トップだったタータン(香寿たつき)は「ひとつかみどころか、ひとつまみの存在」と表現していたけれど。
どのような集団であれ、ひとつまみの人間となるには、それなりの才能と才覚と努力が必要だと思う。それは、宝塚歌劇の世界でも変わらないと思う。宝塚歌劇の中で、トップスターに登り詰めることができるコたちならば、どこの世界に生きていても、必ずトップクラスに躍り出ることができると思う。
だからこの記事の内容はとっても納得。でも、そのようにビジネスの視点で「宝塚のスターさん」を取り上げることって、どうだろう...........
宝塚歌劇の一つの側面に、スターさんとの独特の距離感があると思う。トップスターに限らず、どんな生徒さんにも、ファンは自分の生活を重ねる部分があると思う。自分と同じ日常を生き、同じように頑張っている生徒さんたちに、生きる夢と勇気をもらう。
でも、やっぱり「夢と勇気」は、あんまり具体的に、現実的に、目の前に迫ってくるものであってほしくはないなぁ.......と、私は思うのだけれど。どうだろうか........

とはいうものの、この記事の写真は、面白いなって思いました。水さんが東京宝塚劇場の、たぶん3階と4階の間のエスカレータに乗っているのを上から撮った写真。タニが同じく東京宝塚劇場のコインロッカーで撮った写真。まとぶがどこかの屋上?窓の近く?で撮った写真も面白いなって思った。