私の原点

残業の帰り道。母から携帯に電話がかかってきた。
「みぃ?いまどこ?」
「電車。もうじき駅だけど」
鳳蘭が出てるよ〜氷川きよしの番組」
「えぇっ!!!そうそう、そうなのよ。今週、そうだったのよ!!!」
....そうなんです。先週たまたま、木曜夜10時からの氷川きよしの『きよしとこの夜』でしたっけ?番組を見たんです。で。「来週は鳳蘭さんです!」っていうのも聞いてたの。だけど、今日はそのことをすっかり忘れちゃって、残業しちゃった.....って思ったら、電車の中だったのに、思わず叫んじゃった。
鳳蘭、おもしろいわよ」
いやいや、おかーさん、わざわざそんなことまで言ってくれなくてもいいから。ツレちゃんが面白いのはわかってるから(涙)
あーどうして今日に限って残業しちゃったんだろう.....って。昨日は日本全国どこでも概ねノー残業デーの水曜日だから。昨日残業できなかったら、今日、残業するしかないから。いたしかたないんだけど.....

そうなんです。私にとって、最初の宝塚スターさんで、今でも、人として、女性として、尊敬しているのが鳳蘭さんなんです。ツレちゃんがフェルゼンを演らなかったら、私は、タカラヅカも、ベルばらも、今ほど好きにはなっていなかったかもしれない。とくにベルばらは、ツレちゃんがいなかったら、きっと二度と手に取ることはなかったであろう...............私にとって永遠のフェルゼンは、ツレちゃんなんですね。瞳子さんのフェルゼンは、とても美しかったし、可愛かったし。ワタルさんのフェルゼンは、人として共感できる部分が大きかった。納得できる部分が多かった。そういう点では認めるのですが、それでもやっぱり、私の心のフェルゼンは、ツレちゃんだわ........という意味では、ツレちゃんこそ、宝塚ファンである私の、原点なんだわ.....と、再認識をしました。

で。母親の電話に思いっきり動揺した私は、自分の心に決めていた「タクシー帰り」の禁を犯してしまったんだけど........だって。バスを待ってたら、氷川くんの番組が終わっちゃって、ツレちゃんが見られなくなるのですもの。いたしかたないよね?(苦笑)