今さらながら『ヴェノスアイレスの風』

初演のリカさんを見たときは、なんともやりきれない空気の中に「それでも人は生きていかなければならないのだ」という諦観みたいなものを感じたのだけれど。
昨年のちえを見た後は「それでも人は生きていかなければならないのだ」という、言葉にすればおなじなのだけれど、そこにはリカさんのときとは違う、ほのかに明るく前向きな、希望のようなものを感じた。
同じ作品なのに、演じる人によってこんなにも印象が違うのだな.....と。だから舞台って面白いんだなと、思います。