[月組]植田芝居を堪能(笑)
そんなわけでmy初日。植田芝居を堪能した。じつをいうと笑いころげてた(笑)
- 体の欠点とかで笑いをとったり、意味もなく人を殴ったりがなくて、よかった。
- 芝居の前にショーが15分。ラインダンスまであった。
- あさこちゃん(瀬奈じゅん)は魅力的。ブルーのジャケットに白いパンツの衣裳もよく似合ってた。早口でまくしたてる台詞は、あさこちゃんならではの魅力。けど、どうみてもペテン師には見えない(苦笑)
- 嵐の夜、塔を心配して駆けつけたミミのことばに心を動かされるところ。心の動きかよくわかってよかった。
- ラスト。銀橋を歩き去る後ろ姿がめちゃくちゃかっこよかった。けど、どうして去らなきゃいけないの?
- きりやん(霧矢大夢)はさすが!うまい!ボサボサ頭で朴訥な役柄がとっても自然。パリの空よりも高い塔をたてたいという、スピーチ?も、心を打つっていうか。
- なんといっても、余裕をもってのびのびと楽しそうに演じているのがうれしかった。このところ、暗い役、きびしい役がつづいていたから。
- ラストちかく。パーティーのモーニング姿がめちゃくちゃかっこよかった。けど、口を開くとかわらない、とか。眼鏡がないから文字がよく読めないとか。細かい芝居もよかった。
- ゆーひくん(大空悠飛)のへたれっていうか、甘ったれのペテン師も、おもしろった。だいたいもとはといえば、あなたが御曹司でしょう?(苦笑)
- けどあさこちゃんに引きずられている、ていうか、巻き込まれている感もあって、ちょっと惜しい。これが限界ってこともないと思うが。そういう役作りなんだったらいいけど.....いいのか?
- かなみちゃんのミミも、かわいかった。かなみちゃんはこういう愛くるしい役もいいね。
- 未沙のえるサン、出雲綾サンは、文句なくうまい。けど、未沙サンの使い方はもたいないなあ。
- もったいないといえば、若手男役たちがホテルのボーイだったり、若手娘役が5人口で街の娘だったり。ほかにもいっぱいあるけど。まぁ。ザッツ植爺クオリティだな。
- あひちゃん(遼河はるひ)演じる御曹司は、あひちゃん自身デイリーで語っていたけど、つかみどころのない役だなあ。細かい芝居で笑いをとろうとしたり、いろいろやってたけど、役柄自体があいまいな存在だからなあ...せっかく御曹司同士なんだからペテン師兄弟ともっとからめばいいのに......それも、植爺クオリティか。
お正月気分の肩のこらない演芸作品ということで、よろしいんじゃないか、って思った。植田センセイ101作目ということだし。古きよき宝塚のかおりというか。瀬奈さんも、その空気を演出するのに十分すぎるほどの存在感と輝きを放っていたと思う。
おもしろかった。ちょっとくやしいけど(笑)